黒沢です。
キーワードについてです。
せっかく良いキーワードを選べているのにタイトル付けが悪いと、検索ユーザーがタイトルをクリックしてくれず、アクセスが集まりにくい状態に陥ります。
タイトルをクリックしてくれないということは、検索ユーザーが訪問してくれないということであり、Googleの評価を著しく下げる要因にもなります。
そこで今回の記事では、記事のタイトルの付け方についてお伝えします。
タイトルによっては時には検索結果順位を逆転する場合がある
記事タイトルというのは、他の記事タイトルと被ってしまうようなタイトルを付けると、検索結果の順位通りにクリックされます。
これはPPC広告を出稿するときとまったく同じです。
広告文が他の広告と被ってしまうような場合、上側に表示された広告がクリックされる傾向にあります。
これは単純にネットユーザーの目の動かし方が、上から下へと動いているからです。
仮に検索結果の表示順位が3位だった場合でも、2位の記事タイトルより魅力的な記事タイトルを付けることができれば、2位の記事より多くのクリック数を獲得することができます。
これは検索結果2位の記事と3位の記事が表示されている位置が、検索ユーザーの視界に一度に入るからです。
ですから、8位に表示されている記事が、2位に表示されている記事にクリック数で勝つということはないです。
羅列型タイトルは避けるべき
トレンドアフィリエイトが芸能ニュースばかりを追いかけていた2,3年前によく見かけた記事タイトルがあります。
キーワードをただただ羅列したようなタイトルです。
「〇〇が熱愛?身長は?元カレは?子供は?出演ドラマは?」
こんな感じのタイトルを見かけたことはないでしょうか?
このような羅列型の記事タイトルは、スパムと判定される可能性が高いので避けるようにする必要があります。
タイトルを付けるときにどうしてもうまくいかずに、このような付け方をしてしまう場合がありますが、Googleに「?」で区切ったキーワードの羅列と捉えられてしまう可能性があります。
Googleほど不自然さを嫌う機械はないですから、記事タイトルはできるだけ羅列しないようにすべきです。
Googleの評価基準とは?
中にはGoogleの評価基準が分からないという方もいるでしょうから、話がそれてしまいますが、Googleがどのようなサイトを評価するのか、その見方をお伝えしておきます。
それはWEBサイトを「本」にたとえると良いのです。そして、評価の仕方は「その本(WEBサイト)が読者の役に立つかどうか」で判断されると思ってください。
役に立つ本の場合、読者の行動はどのようなものになるでしょうか?
本屋でその本を選んだときもタイトルを見て「これだ」と手が伸びたでしょう。
目次の各章のタイトルを見て、自分が求めていた情報が書かれていると思い、本屋で読みふけったことでしょう。
購入してからも、読者は最後まで読みました。何度も繰り返し読みました。マーカーなどで記しをつけました。折り目もたくさんついています。手元に置いて、必要があればパラパラ見たりします。
役に立つ本の場合、読者はこのような利用の仕方をすると思います。
もし役に立たない本であれば、読者はこれとは真逆の行動をとるでしょう。そして最後はブックオフ行きかもしれませんね。
ここからが大事なところなのですが、なぜ本の内容ではなく、読者の行動ばかりに焦点をあてているかと言いますと、GoogleはWEBサイトの内容ではなく、ネットユーザーの行動でWEBサイトを評価しているからです。
滞在時間が長いから役に立つサイト、
何度も訪問するから役に立つサイト、
多くのネットユーザーが訪問するから役に立つサイト、
記事タイトルがたくさんクリックされるから役に立つサイト。。。
Googleの評価の仕方は、役に立つ本を前にしたときの読者がとる行動と同じような行動をネットユーザーがとっているかどうかで判断していると考えましょう。
そうすると、どのようなWEBサイト(ブログ)を作ればよいか理解しやすくなるでしょう。
記事タイトルはクリックされやすいもので、自然な文章で書かれているタイトルが好ましいのです。
タイトルに含めるキーワードの数は?
タイトルに含めるキーワードが多くなると、いったいどのキーワードが重要なんだとGoogleは困ってしまいます。
Googleが判断に迷ってしまうので、ひとつひとつのキーワードの重みがなくなってくるのです。
これはあくまでも僕の考えですが、キーワードの数は以下のように「3語」で構成したほうが良いです。
記事タイトル⇒ メインキーワード + 関連キーワード + 関連キーワード
そして、タイトルを考える場合に重要なことは、タイトルと記事の内容が一致していることです。
なぜなら、せっかく記事タイトルをクリックして記事を読もうとブログに訪れてくれたのに記事タイトルと記事の内容が一致していないと、「なんだよ、知りたいことが書かれてないじゃないか!」と検索ユーザーに思われて、すぐにその記事から離脱されてしまうからです。
検索ユーザーにこのような行動をとられると、直帰率が高くなり、滞在時間も極端に短くなって、結果的にはGoogleの評価が下がってしまいます。
直帰率とは、検索ユーザーがブログを見始めてから離脱するまでの一連の行動の中で、1 ページしか閲覧しなかった割合のことです。
あなたのブログの訪問者が、わずか1ページだけ見てブログを去っていく人ばかりであれば、Googleは評価を下げるということです。
役に立つ本というのは、最後まで読まれるし、何度も繰り返し読まれるものですよね?
ひとつひとつの記事が、このような感じのものであれば、ページ単位の評価だけではなく、ブログ全体の評価も著しく悪くなります。
そうなると、役に立たないブログだとGoogleに判断されて、検索結果画面に表示させる必要すらないと、圏外へ飛ばされる可能性もあります。
トレンドアフィリエイトで成果の出ない人は上位表示にばかり気を取られて、検索ユーザーの役に立つ記事を書くという姿勢が足りないように感じられます。
しかしその反面、挫折者も多いのは、記事タイトルに含めるキーワードから、検索ユーザーが何を知りたいと望んでいるのか、それを推測して記事に書くというプロセスが、うまくできていない人が多いからだと考えられます。
記事内容を決める前にライバルの存在を意識する
キーワード選定を行った後は、そのキーワードで必す検索してみましょう。
そのとき、すでにポータルサイトなどの競合サイトが上位表示されていれば、彼らに勝つのは困難ですので、べつのキーワードを選択したほうがよいです。
あなたが個人的に、まだ誰も知らない芸能人の情報をつかんでいるのであれば、それを記事にすると、驚くほどのアクセスが集まります。
しかし、大多数の人はそのような情報源がありません。芸能レポーターではありませんし。
真夜中に手に入れた緊急のニュースで、記事を書いてアクセスを集めることができますが、1日中、突発的なニュースはないかと探し回るわけにはいきません。
どのサイトも扱っていない記事ネタで勝負するなど最初からできないのです。
タイトルをズラしてアクセスを集めるには?
あなただけの情報源があれば、誰よりも先に記事にして投稿することで上位表示させることができますが、大多数の人はそんなことはできません。
狙おうと思ったのにすでに記事が書かれているというようなケースが多々あります。
そこでキーワードを少しズラし、狙うターゲット層を変えてみることによって、上位表示させることが可能になります。
芸能人の熱愛記事をネタに記事を書く場合、メインとなる話題は熱愛になります。
それと同時に、その芸能人の熱愛以外の情報を知りたいと思う検索ユーザーがいるわけです。
熱愛以外の情報を知りたいと思っている検索ユーザーに対し、記事を書くことでアクセスを集めるのです。
一例をあげます。
人気女優Aさんの熱愛情報が記事になってYahoo!ニュースで取り上げられました。
通常であれば、人気女優Aさんの熱愛情報を記事にするのですが、あえてここでは、Aさんの前彼のネタで記事を書くのです。
今まさにAさんに注目が集まっています。多くの方がAさんについて情報を求めています。
そういうときに元カレのネタで記事に書くことによって、上位表示を狙うのです。
このズラしのポイントは、注目の集まっているAさんの情報であれば、検索ユーザーは熱愛以外にどのような情報を調べるだろうかということに着目することです。
当然ながら熱愛ネタのほうがアクセスは多いに決まっていますが、すでに別のサイトがそのネタで記事にしていて、これから記事を書いて投稿して上位表示を狙うことが難しいのであれば、熱愛ネタの派生ネタで記事を書くことをお勧めします。
Aさんの熱愛ネタを検索した人たちが、熱愛以外のどのような情報に興味を持つかを考えながらキーワードを探しましょう。
このズラしで気を付けることがあります。
このズラしは、メインとなる話題の派生した話題を狙っていくわけですが、そのメインとなる話題は、もともとアクセスの集まっている話題でなければならないということです。
なぜなら、アクセスのない話題をズラせば、もっとアクセスがなくなるからです。
最後に
記事タイトルは、思わずクリックしてしまいそうなタイトルを考えるべきです。
クリックされやすいタイトルとは、検索ユーザーの知りたいという欲望に応えられるタイトルのことです。
今、書こうとしている記事ネタで記事を書くなら、検索ユーザーはどのような情報が知りたいのか、どのようなタイトルであれば、クリックしてくれるのかということをしっかり考えて記事を書き、タイトルを付けるべきです。
狙いたいネタがすでにべつのサイトによって記事となり上位表示しているのであれば、そのネタをべつの切り口から記事にすると、上位表示が狙えます。
僕自身は、トレンドアフィリエイトで大きくは稼げませんでしたが、キーワード選定については大いに学ぶことができ、特化型ブログでの成果へとつながっています。
トレンドアフィリエイト自体はお勧めしませんが、キーワード選定に関しては、学べることがたくさんある手法ですね。