黒沢です。
以前の記事で、上位表示させるためには、Googleの考えを知る必要があることをお伝えしました。
Googleには企業理念があり、それを実現するために企業活動を行っているわけです。
Googleの使命は、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」なのです。
この使命を考えるだけでも、上位表示するサイトは、情報を整理したサイトが望ましく、そのサイトはユーザーが利用しやすいものであるべきだということが分ります。
上位表示させるためには、Googleに好かれるサイトを作ることが絶対条件です。
では、Googleに好かれるためにはどのような考えをすれば良いのでしょうか?
Googleのクローラーの特徴とは?
僕たちはサイトを作るときには当然ですが日本語で作ります。記事は日本語で書かれ、タイトルやサイト概要も日本語で書きます。
SEOの内部施策には、Googleに上位表示させたいサイトが、どのような内容のサイトなのかを伝える項目があります。
なぜ伝える必要があるかと言いますと、Googleは日本が理解できないからです。
Googleのクローラーの理解能力は、各言語によってバラツキがあると言われていますが、世界の言語の中でも難解な部類に入る日本語の理解能力はかなり低いことが推定されます。
また、これはGoogleの関係者が認めていることなのですが、Googleは文章が理解できません。
文章を単語ごとに区切り、それらの単語を統計確率的に処理し、意味や内容を理解しているだけなのです。
つまり、あなたがどんなに素晴らしい文章を書こうが、Googleは理解できないのです。
だからこそ、内部施策として、「Googleにサイトの内容を伝える」という項目があるのです。
日本語や文章が理解できないGoogleに、サイトの内容をちゃんと伝えるための施策が、内部施策です。
内部施策を行わないと、Googleにあなたのサイトを理解してもらえません。
Googleは日本語や文章が理解できませんので、コンテンツの良さが分からないのです。
今、僕が書いている「上位表示させるためにはSEOの本質の理解が大切だ」という主旨の記事の良さを理解してくれないのです。
「Googleさん、僕はあなたのことを読者の方に理解してもらおうと思って、書いているんですよ!」
こういう風に書いても、Googleは理解できません。
では、Googleは訪問頻度の高い、人気コンテンツを上位表示させたがりますが、日本語も文章も理解できないGoogleは、どのようにして判断しているのでしょうか?
日本語や文章が理解できないので、コンテンツの内容で判断してはいません。
それは、「ユーザーの行動」で人気コンテンツなのかどうかを判断しているのです。
たとえば、役に立つサイトがありました。ユーザーの行動はどのようなものになるでしょうか?
評価の高いサイトである場合ユーザーはどのような行動を取るのか?
まず、滞在時間が長くなります。
長年下痢しやすい体質を改善したいと思っているユーザーさんがいて、その方がさまざまなサイトを閲覧しています。
役に立ちそうなサイトがあると、訪問して、いろいろ記事を見て回ります。さらにこのサイトのすべての記事を読みたいと思います。
たくさん記事を読んでいると、必然的に滞在時間が長くなりますよね?
ユーザーは、この役に立つサイトを「お気に入り」に登録して、何度もサイトに訪れます。
その結果、アクセスが集まりますよね?
そして、多くのユーザーが利用するサイトは役に立つサイトであることは明白ですし、利用しているユーザーさんの中で自分のサイトで紹介する場合もたくさん出てきます。
「下痢で悩まれている方はこちらのサイトを参考にして改善してみてください」という文言とともに、この役に立つサイトをリンクすることが考えられます。
人気のあるサイトであれば、アクセスがたくさんあり、クリックされる回数が増えてきます。
検索結果画面に表示された「ブログのタイトル」をクリックして、役に立つサイトに訪問することになるからです。
このように評価の高いサイトであれば、必然的にユーザーの行動は決まってくるものです。
このユーザーの行動を解析することによって、Googleはユーザーにとって役に立つサイトなのかどうかを判断しているわけなのです。
もうひとつ付け加えるなら、「サイトの更新頻度が多いこと」が評価ポイントになります。
今までは「ユーザーの行動」の観点からの評価ポイントでしたが、これはサイト運営者側の観点からの評価ポイントになります。
まとめますと、Googleが評価するポイントは、
・滞在時間が長い
・アクセスが多い
・リンクが多い
・更新頻度が高い
・クリック率が高い
になります。
Googleは、このようなポイントを見て、評価しているのです。
評価ポイントの補足説明
Googleが評価するポイントを補足して説明します。
滞在時間が長い
Googleが注意して見ているのは、滞在時間の変化です。
あなたが立ち上げたサイトの滞在時間が伸びていかないと、あなたのサイトはユーザーに評価されていないとグーグルは判断します。
時間が経つと同時に記事(コンテンツ)が増えていくはずです。記事が増えれば、滞在時間も増えていくだろうというのが、Googleの考えです。
あなたがするべき対策は、滞在時間が長くなる工夫です。
アクセスが多い
Googleが見ているのは、アクセスの変化です。
滞在時間と同じですが、時間が経ってもアクセスが増えないとユーザーに評価されていないと、Googleは判断するのです。
アクセスを増やすためには、記事を増やすことです。ひとつひとつの記事がサイトへの入口になってくれます。
サイトに100記事あれば、100の入口があるのと同じことです。
また、アクセスは検索エンジン経由だけではなく、SNSを利用しても良いのです。
リンクが多い
ただ単にリンクが多いだけではいけません。自然なリンクが多くないと評価されないのです。
まだ作ったばかりのサイトに100のリンクがあったとしたら、Googleは不自然に感じるでしょう。
リンクに作為的な部分が見られれば、Googleは評価を低くします。
更新頻度が高い
評価の高いサイトは、常に新しい情報が掲載されています。
記事を毎日更新することも大切ですし、既存の記事を新しい情報に書き換えることも重要です。
ユーザーに最新の情報を分かりやすく伝えるということを常に意識してください。
クリック率が高い
クリック回数ではなく、クリック率を見ています。
たとえば、100回ほどサイトのタイトルが検索結果に表示されました。
10回クリックされるサイトと、1回しかクリックされないとサイトであれば、どちらが評価されますかということです。
クリックされるように、できるだけユーザーにとって魅力的で思わずクリックしたくなるような「サイトタイトル」や「サイト概要」を考えましょう。
まとめ
Googleが評価するサイトは、どのようなサイトなのかを常に意識しておきましょう。
また、評価の高いサイトであれば、ユーザーはどのような行動を取るかも考えておくべきです。
難しいことは考えずに、純粋にユーザーにとって役に立つサイト作りを目指してください。
「テクニック」や「コツ」など気にする必要はありません。
ユーザーがあなたのサイトに訪問して、ユーザーにとって役に立つような情報を分かりやすく、少しでも多く提供できるようにしてください。
そのためには、ユーザーの心に寄り添い、ユーザーが何を求めているのかを常に考えることです。
これが上位表示の「本質」であると僕は考えています。