黒沢です。
キーワード選定の基本は、上位表示させるためのキーワードを選び、そのキーワードで検索する人がどのような情報を求めているかを考え、記事にしてブログに投稿するという作業です。
このことによって、記事が検索結果画面の1ページ目に表示されることを狙います。
なぜなら、検索ユーザーのほとんどが検索結果画面の1ページ目から情報を得ようとしているからです。
上位表示こそがブログアフィリエイトの肝になりますが、物販アフィリエイトのように物を販売する(紹介する)アフィリエイトの場合、キーワードにはべつの役割もあります。
今回の記事では、物を販売するときのキーワード選定の考え方をお伝えします。
キーワードと記事内容を一致させることは重要
キーワード候補を集めて選定し、ブログに多くのアクセスを呼び込んだとしても、そのアクセスが購買行動を導かなければ、物販アフィリエイトで稼ぐことができません。
記事を書いたのは良いが、訪問客がその記事を読んで、商品を購入しようと思わなければ、その記事の意味がなくなります。
アクセスアップのみならず購買行動を起こすための記事作成は、物販アフィリエイトだけではなく、ネット上で物やサービスを販売する上で、必須スキルになります。
このどちらも行うためには、キーワードの考え方が重要になってきます。
キーワードから(そのキーワードを検索し訪問してきた)訪問客が、何を求めているのか推測できるものです。
その逆に、何を求めていないかもある程度は推測可能です。
どういうことかと言いますと、訪問者の検索したキーワードには、必ず訪問者の知りたいという欲望が表れているのです。
このキーワードの性質を利用して、訪問者を知りたいという欲望を満足させる記事を作成する必要があります。
なぜなら、訪問者が自分の悩みを解決してくれる商品を熱心に探していても、満足させられるだけの記事がなければ、訪問者の購入意欲は萎えてしまい、すぐにサイトから立ち去ってしまうからです。
また、訪問者が欲しかった情報がまったくなかった場合、二度とサイトに訪れることはありません。
ですから、キーワードと記事内容を一致させることは非常に重要なのです。
購入するまでの心理的な流れを分析すると使われるキーワードが分かる
キーワードと記事内容を一致させることは非常に重要です。
では、どのように推測すればよいのでしょうか?
物を購入する心理的な流れを考えてみましょう。
一例として、格安スマホを契約するまでの流れで説明します
①きっかけ
通常のスホマを契約していたけれど値段が高く、ネット検索とLINEが使えたらそれでいいと思い、いま流行の格安スマホに興味を持ちました。
長電話するのも親しい友人とだけなので、LINEがあれば十分だと考えました。
②情報収集
格安スマホのことがまったく分からなかったので、ネット検索で格安スホマのことを調べました。
比較サイトや価格コムなどを訪問しました。
③検索ポイントが明確化
情報を収集していくと、何を気にして選べばよいのか分かるようになりました。
料金プランが多岐にわたり、複雑だと感じました。
③購入する条件に基づいて検索
とにかく料金プランを絞らないといけないことが分りました。
そのためには自分自身のスホマの利用状況を知る必要がありました。
オプションについても必要なものを調べました。
具体的な候補が絞られてきました。
④予算にあうものを探す
予算にあうものを探しました。
端末も安いところで買いたいと思いました。
料金プランとオプション、端末を購入することを考えて、どこでどのような契約を結ぶか考え、候補を絞りました。
⑤購入
楽天モバイルと契約しました。料金プランが安く、楽天でんわが利用できるのが魅力でした。
キャンペーンで端末が安かったのも決め手です。
ちなみに、この流れは僕が実際にソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えたときの心理的な流れを説明したものです。
今までソフトバンクの料金の高さに不満があった僕は、更新時期が近づいたことで、格安スマホに乗り換えてみようかなと思いました。
ただ、この時点では乗り換えることを決めてはいませんでした。
とにかくまずは格安スマホの仕組みや料金が知りたかったのです。
そして、使用感がどれほど違うのかも気になるところでした。
このように購入に至るまでの心理的な流れを分析していくと、各過程で検索キーワードが違うことが分かると思います。
たとえば、「格安スマホ 仕組み」というキーワードで検索するユーザーの心理状態は、上のどの過程に該当するのか考えてみましょう。
キーワードで検索者の購入意欲が分かる
「格安スマホ 仕組み」「格安スマホ 安い理由」というキーワードは、格安スマホの仕組みが分っていない初期のころの検索キーワードです。
上で分析した「情報収集」という過程で使用したキーワードです。
「格安スマホ 仕組み」というキーワードで訪問してきたユーザーの購買意欲は低いと考えられます。
「なんだ、この素晴らしい仕組みは! 今すぐ買うぞ」という流れにはならないです。
購入するためには、決めなければならないことがあるからです。
では、「格安スマホ 料金プラン 比較」というキーワードは、上のどの過程でしょうか?
このキーワードを検索するユーザーは、格安スマホの料金プランが複数あり、それを決めないと格安スマホを契約できないことを知った上で検索しています。
つまり、「格安スマホ 仕組み」とは違って、初期の情報収集段階では、検索しないキーワードです。
このように検索キーワードは、購入意欲や購入過程を表しています。
記事を書くときにも、上のどの過程にいる検索ユーザーなのかを知ることで、検索ユーザーが知りたいと求めている情報と記事内容をかなりの精度で一致させることができます。
僕は購入するときに「楽天モバイル」というキーワードで検索しました。
この「楽天モバイル」というキーワードは商標キーワードと呼ばれています。
PPCアフィリエイトで商標キーワードが購買意欲の高いキーワードだと説明されていますが、いまいち理解できないなと思われる方は、この流れが理解できていないからなのです。
このようにキーワードから検索ユーザーの購買心理を推測することで、知りたいという欲望に応じた記事作成が可能となります。
まとめ
購買に至るまでの購入者の心理の流れを考えてみることは、ネットビジネスを行う上で、非常に重要になります。
検索ユーザーと記事内容を一致させるためにも、ご自分の購買過程を一度分析していただくことをお勧めします。
もちろん、みんながまったく同じになることはないかもしれませんが、ほぼ同じような流れになると思います。
この流れを意識できると、このキーワードで検索する人は、まだまだ購入意欲が低いなあということが分かるようになります。
検索キーワードから検索者の検索理由を考える癖をつけると、物販アフィリエイトだけではなく、トレンドアフィリエイトにも役に立ちます。