黒沢です。
クリック課金型広告をキャッシュポイントにした「トレンドブログ」を作るときに、いろいろ考えてから作る必要があります。
戦略というと大げさかもしれませんが、とりあえず作っちゃえ!!と勢いでブログを作ると失敗する可能性が高くなります。
ブログの作り方を学び、どんどん記事を書いて稼ぐぞ、と意気込んで記事を投稿したものの稼げない方がたくさんいます。
闇雲に記事を書いたところで、いつまでたっても稼ぐことはできません。
それはやっぱり、最初の記事を投稿する前にブログ戦略を考える必要があるからだと思っています。
今回の記事では、ブログ戦略について考えてみたいと思います。
数か月後に検索されるキーワードを狙う
ブログ戦略というものは、ブログを作りたての頃のアクセスが集まらない困難さを克服するものであるべきです。
ワードプレスでブログを作ると、最初はまったくアクセスが集まりません。これを解決するのが、ブログ戦略なのです。
では、どうすればよいのでしょうか?
数か月後に検索されると予想されるキーワードを狙って記事を書くということです。
ブログを立ち上げてから記事を書いていくわけですが、狙うキーワードは数か月後に検索されると予想されるものがベストです。
なぜなら、作りたてのブログではアクセスが集まらないからです。
アクセスが集まらないので「いま検索されているキーワード」を狙うよりは、「数か月後に検索されると予想されるキーワード」を狙うほうが良いのです。
たとえば、「クリスマス」というキーワード。
今は12月中旬だったとします。作りたてのブログに「クリスマス」を狙ったキーワードで記事を投稿してもアクセスは集まりません。
それであれば、「バレンタインデー」を狙って記事を書くほうが何倍もアクセスが集めやすいです。サイトパワーのないブログにどんなに記事を書いても上位表示されないからです。
それであれば、最初から数カ月後に検索されるキーワードを狙ったほうが、戦略としては巧みです。
数か月後に検索されると予想されるキーワードでブログを作るわけですが、どのようなキーワードでも良いわけではありません。
単なる思い付きでキーワードを選び、記事を書いていくと、Googleの嫌いな「ごちゃまぜブログ」になっていまいます。
そこであるジャンルに特化したブログを作り、ブログに統一感をもたらし、どのような情報を提供しているブログなのかが、はっきりするようになります。そうすることによって、Googleに評価されやすくなります。
どのようなジャンルを狙うべきか?
具体的にどのようなジャンルを狙えばよいのでしょうか?
この記事では、3つのジャンルをお勧めしています。
・季節系
・芸能系
・音楽系
以上の3つです。
では、具体的に説明していきます。
季節系
まず最初に、次のサイトにアクセスしてみてください。このサイトでは季節ごとの販促カレンダーなるものが公開されています。
季節ごとに、どのようなイベントがあるのか調べるための資料集のようなものが公開されているのです。

この販促カレンダーに掲載されているイベントに関連するキーワードを検出して、数か月前から記事を書き始めます。
例を出して説明します。
「クリスマス」に関連するキーワードで記事を書くとします。まず、検索需要があるか調べます。
キーワードプランナーを利用します。

キーワードプランナーによる2018年11月29日時点での検索数です。
ただし、キーワードプランナーの月間平均検索ボリュームは、12 か月間の平均検索数が表示されます。
これらのクリスマス関連キーワードは、クリスマス直前に集中して検索されることが予想されるため、これよりも多く検索される可能性が非常に高いです。
ちなみに、僕は個人的に月間平均検索ボリュームは、「1,000回以上」が良いと思っています。
その理由は、上位表示されたとしても検索数が少ないとアクセスが見込めないからです。
ただこれはサイトの強さにもよります。サイトが強いと、5,000回以上のキーワードを狙うかもしれません。
検索数の多いキーワードはライバルも強いと思ってください。
作りたてのブログであれば、たとえアクセスが少ないと予想されたとしても、検索数の少ないキーワードを狙って、上位表示させる戦略をとるほうが現実的です。
中途半端なキーワードを狙って上位表示できずにまったくアクセスがないよりかは、少しでもアクセスが集まるキーワードを狙って、記事を増やしながらアクセス数を増やし、サイトを強くして、そのうえで検索回数の多いキーワードを狙う戦略のほうが、結果的には早く稼げます。
検索需要があると分かれば、今度はライバルチェックを行います。
せっかく狙ったキーワードでも検索結果の上位に強力なライバルがいれば、そのキーワードで記事を書くのはやめたほうが良いです。
強力なライバルとは、ポータルサイトです。
分かりやすい例が、「Yahoo!」「新聞社のサイト」「NAVERまとめ」「All About」など。
逆にねらい目は、個人のブログ。上位表示されているのが個人のブログであれば、どんどん狙っていきましょう。
ライバルチェックは気にしすぎると、記事が書けなくなります。「これもダメ、あれもダメ」と言っていたら、狙うキーワードがなくなってしまいます。
もちろん丹念にライバルの強さを確認することも可能ですが、記事を書く時間がなくなります。
そこで、検索結果の1ページ目に個人のブログがあれば、狙うようにすれば良いでしょう。
このように冒頭のサイトに掲載されているキーワードを
(1)検索需要の有無の確認
(2)ライバルチェックというフィルターにかける
この2つの観点から選別し、問題がなければ記事を書いていきます。
芸能系
芸能系のキーワードは新作ドラマの出演者を狙います。
ドラマの放送時期は、「1 月~3 月」「4 月~6 月」「7 月~9 月」「10 月~12 月」と、「3 ヶ月1クール」をひとつの単位として、新作ドラマが放送されています。
新作ドラマや新作映画は、事前に出演予定者が発表されます。この出演者名をキーワード候補とします。
参考にするサイトは、こちらです。

このサイトに行くと、「ドラマ特集冬号」のような特集をしています。新作ドラマを紹介しています。
この特集の中から、特集ドラマを選び、クリックしてみます。
ストーリーやキャストが紹介されています。このページには公式ページへのリンクもある場合がございます。
芸能系では、この新作ドラマの出演者名をキーワードとして狙いますが、主演級クラスではなく、脇役を狙いましょう。
脇役はネット上の情報が少ないことが多く、ライバルも弱いからです。たとえ、脇役でも視聴率が良ければ注目されます。
少し前になりますが、2016年の大河ドラマ「真田丸」がまさしくそうでした。
三谷さんの脚本と、堺さんの演技が大変注目されたドラマですが、出演されている脇役のかたがたも同時に注目されたのです。
Yahoo!などには、そういった脇役のかたがたのインタビュー記事も掲載されました。
また、その脇役が注目の新人ならば、注目される可能性が高いです。
芸能事務所は若手を売り出そうと必死です。自社所属の知名度のある俳優が出演するドラマなどに「ぜひうちの〇〇もお願いします」というように便乗して依頼することも多いです。
事務所がプッシュする若手は、お金をかけて売り出そうとしていて、素質もあると見込んでいるケースが多いです。ドラマの放送後に急激に注目される場合もあります。
ですので、新作ドラマの若手の脇役は全部狙うようにすると良いです。
たとえ、ドラマの放送中に注目されなくても、その後ブレイクすることがありますし、多くの若手を記事にしておけば、何人かは注目されるはずです。
このような要領で、新作ドラマだけではなく、新作映画も狙いましょう。
もちろん、ドラマや映画の主題歌や挿入歌、それに原作名や原作者の氏名も関連記事として狙います。
これから注目されるだろう「若手俳優名」や「無名の俳優名」で記事を書くなら、今現在の検索回数は気にする必要はありません。
ドラマが注目されると共にそれらの俳優名の検索回数が急激に増えてくるからです。
音楽系
狙えるのはドラマや映画の出演者名だけではありません。CDデビューしたばかりの新人アーティスト名も狙い目です。
たとえば、参考にするサイトはこちら。

このサイトには、「POWER PUSH」というグローバルメニューがあります。ここをクリックすると、新人のアーティストを調べることができます。
また、このサイトには以下のような記事もあります。
「スペシャ、2018年注目の新人<SPACE SHOWER NEW FORCE>10組を発表」
このサイトの右上の検索窓に「新人アーティスト」や「新人」というキーワードを打ち込み探すことができます。試しに「新人アーティスト」で検索してみました。
これを見ると、「一押し新人アーティスト」「注目の新人アーティスト」「ブレイクが期待できる新人アーティスト」など、おいしい記事がいっぱいあります。
このような記事を読んで、新人アーティストの記事を書いていきましょう。
まだブレイクしていないので情報量が少なく書くことがないかもしれません。
しかし、書けるだけ書いて、ブレイク後にどんどん情報を追加していけばいいだけなのです。
記事は書いたら終わりではなく、ブログを育てていくように、記事も育てていく感覚が大切です。
新人アーティストは今はまだ知名度がなく検索されていなくても、今後1曲でもヒットすると、急激に検索されるようになります。
ヒットがなくてもドラマやアニメの主題歌になったりして、どんどん注目され、それがヒットにつながることもあります。
芸能が好きなら、「新作ドラマ特化ブログ」
音楽が好きなら、「新人アーティスト特化ブログ」
芸能も音楽も苦手なら、「季節系イベントブログ」
このような選択になるでしょう。
ただし、「新人アーティスト特化ブログ」は他の2ジャンルに比べて弱いかもしれません。
芸能系なら圧倒的な注目度があります。季節系は検索する年齢層が広いです。
それに比べ、音楽系は検索する人がそんなに多くはないです。記事にした新人アーティストすべてが、まったく売れないということはないと思うのですが。
音楽系のメリットは、CDやライブDVDなどを自然な形で紹介できることです。
このような戦略を立ててアクセスが爆発するように仕掛けていくことが、特化ブログ戦略のひとつです。
今回はクリック課金型広告をメインにブログを作る場合を解説させていただきました。参考になると幸いです。